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移住者の方に
聞いてみた。

大島 紀明/Toshiaki Oshima
栃木県出身。神奈川県で車のエンジニアの仕事に従事。その後仕事で家族とアメリカへ行き、クラフト
ビールに魅了される。2014年帰国後、2016年に退

職。その後1年間クラフトビールの修行を経て、2017
年富山県高岡市金屋町の空き家に妻子と共に移住。2018年5月に醸造所をオープンし、2019年1月、クラ
フトビールのお店Latticework BREWINGを開業。
金屋町の印象
ー初めて来たときの印象はどうでしたか?
 
町並みがとにかく凄いというのが一番でした。古い町並みが残っている金屋町ですがあまり観光地化されていなくて、皆さんが普通に生活を営んでいるところが良いと思います。ここに来てお店を開く時、金屋町出身だった妻のお母さんに招集をかけてもらい町の人にご挨拶
しました。方言が強い方は、自分のことを「おわ」とか「おわっちゃ」と言うので、皆んな「おわおわ」言っていました。言葉は半分くらい分からなかったです。(笑)
ー実際住んでみてどうですか?
 
皆さん、だんだんと自分の顔を覚えてくれて、聞けば色々と教えてくれました。住みづらさ
は、ほとんど感じたことがないです。古い町並みですが、この町には様々な施設がコンパク
トに集まっていて自転車でもすぐに行けるので、実際に住んでみると移住前に住んでいた神
奈川県より便利です。金屋町のお気に入りの風景は、雨の日に夜の街灯に照らされている町
並みと石畳です。
​空き家リノベーション
ー金屋町の空き家をご自身でリノベーションしたのですか?
 
僕は自分でつくることが好きです。だからそういう物件を探して、最初から誰かに全部頼むのではなく、「どうしてもできない所以外は自分でやってみよう」という気持ちで進めていきました。お店の表は国の重要伝統的建造物群保存地区だから、外はプロの大工さんにお願いしました。
ーこだわりはどこですか?
 
壁は特にこだわりました。よくあるニューヨークスタイルもなんか違うと悩んだ末に、土壁
がいいなと思っていたところ、お世話になった左官屋さんが「土を準備してあげるよ」と言ってくださりお願いしました。面が複雑なところはプロの方にお願いして、僕はその横で教わりながら一番平らで難易度の低いところを自分でやりました。あえてワラなどの大きな素材を混ぜた壁材をつくり、コテ跡を残しながら荒々しい表情の壁に仕上げました。作業場は、自分で柱にペンキを塗り、壁を入れて窓も全部つけました。移住して最初の作業は、大雪のあとの除雪からでした。
​オフの日の過ごし方
休日はキャンプに行きます。富山の冬はなかなか晴れないため、今は天気予報をみて晴れる日に全力で遊びにいきます!よく行くキャンプ場は車で1時間もかかりません。金屋町は、僕が好きな山も海も近いので、遊びに行くにも丁度良い町だと思います。サラリーマンをしていた時と違い、最近は遊び中心に仕事のスケジュールを組んでいます。責任も全て自分にありますがとても充実しています。これほどストレスがなくて良いのか?と思うほどストレスがありません。(笑)
​移住への不安
ーお子さんがいる中で移住への難しさはありましたか?

金屋町へ移住するときは息子が小学三年生という難しい時期で、子どもの数も都会と比べると少ないため、馴染むのに少し時間がかかりました。柔道やスポーツの習い事をするうちに打ち解けていきました。
​移住を考えている人へ
古い町に住むことは人生でなかなか無いことだから、最初は身構えると思いますが、ここは住んでみたらそんなことはありません。僕は金屋町に妻の実家があったので色々と相談出来て心強かったです。今移住を考えている人も相談できる人がその町にいたらハードルが下がるというか、不安が軽くなるのではないかと思います。

ーこの町に来るとどんなメリットがありますか?

金屋町にきたらここでビールが呑めます!(笑)これは半分冗談で半分本気なのですが、僕も県外から来た人間なので、移住したい人はお店に来て頂いたら何でもお話します。相談できる場所としてもここを活用してもらえたらと思います。

ー大島さんありがとうございました!
​2023のインタビューはこちらから↓
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家族と共に、

マイホームを

​セルフビルド

​2022のインタビューはこちらから↓
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母として、

作家として、

​金屋町に暮らすこと

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